FC2ブログ


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

石炭袋通信/詩人探訪1.『小坂顕太郎さんと壷阪輝代さん』

P8290009.jpg
石炭袋通信/詩人探訪



コールサック社を株式会社にして2年が過ぎた。
本作りに忙しくてこのブログを活用してこなかった。

この9月からスタッフに加わった亜久津あゆむさんから
「ブログは更新が命なのに、編集長は怠慢です。
もっと気楽に書いてください」と叱られてしまった。

これではいけないと反省し、これからは肩の力を抜いて書いてみよう。
個性的で珍しい詩人たちと打合せに行くことも多いので、
これから出会う詩人たちの素顔やその場所の風景などを紹介したい。
私が書けない時は、亜久津さんにも応援してもらうつもりだ。


1.小坂顕太郎さんと壷阪輝代さん



8月29日、朝10時ごろに東京駅から新幹線に乗り倉敷まで出かけた。
倉敷では、小坂顕太郎さんと詩集の打合せをすることになっていた。
駅の外の土産物売り場にはさすがに黍団子が溢れんばかりだった。
駅前広場に降りると奥様と可愛い3歳の娘さんが出迎えてくれた。
二人とは大阪で会ってから2ヶ月ぶりだ。
娘さんは緊張気味だが、家につくころには慣れてきた。
仕事を半休して小坂さんが家に戻ってきた。
彼はコールサックのHPを見て詩集の相談をしてきたが、
詩集は生むものではなく、生れるものなので、
じっくり時間をかけた方がいいとアドバイスした。

コールサック61号では、彼の詩を10篇掲載した小特集をしている。
私は小坂さんの詩の言葉に不思議なあたたかみを感じている。
今の若者にはあまり見当たらない、人を生かす言葉の命を感じている。
『2008年度版 生活語詩 二七六人集』にも参加してもらった。

彼の真剣さが本物であることが分かり、
これから本格的に詩集作りに取り掛かることになった。
「鈴木さんが、簡単に詩集作りを引き受けなかったので、信用したんですよ」
と笑いながらさわやかに語ってくれたのは、嬉しかった。
絵画や小説にも挑戦したが、詩が自分に一番あっていると感じたという。
仕事についてからも家業を立派にこなし、
一人でこつこつ詩を書き続け、彼は我々の前に現われた。
詩集の打合せが終わり、出された紅茶を少し残していると
娘さんが近づいてきて、透明なグラスを小さな手にとって、
「おじちゃん、紅茶を残しちゃだめよ」と叱られてしまった。
「ごめんね、もったいないね、反省するね」と言い
小坂さん夫婦と私は爆笑してしまった。
本当にしつけの行き届いた賢い娘さんだった。
小坂さんの宝ものを見せてもらい嬉しかった。


私は最近詩集『探り箸』を出した壷阪輝代さんと会い食事をする予定だった。
すると小坂さん夫婦と娘さんも同行したいと言いだした。
四人で岡山まで車で出かけた。その夜はとても楽しかった。
『探り箸』の刊行を小坂さん夫婦と娘さんと祝った。
小坂さんは私以外の詩の関係者と初めて出会ったのだ。
奥さんも詩「落とし箸」の2連目がとてもいいと言ってくれた

「幼い日/はじめて箸を握ったあの日/わたしが落とした箸を
/何度も拾い上げ/エプロンで拭いて持たせてくれた/励ましの声のぬくもり」

壷阪さんが照れても小坂さん夫婦と私たちは『探り箸』を褒め称えた。
壷阪さんに親子三人の名前を詩集『探り箸』と
エッセイ集『詩神につつまれる時』の2冊に書いてもらい、
3人は宝もののように胸にかかえて倉敷に帰っていった。
小坂さん親子と壷阪さんのおかげで岡山の夜はあたたかくふけていった。
スポンサーサイト


テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/09/09(火) 14:36:05|
  2. 編集長の【詩人探訪】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://coalsack2006.blog79.fc2.com/tb.php/5-e1307056
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。